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『謀りの姫』児童心理から読み取る皇子の発言(追記あり)

※筆者は心理学には精通しておりませんので、簡単に調べた結果を照らし合わせただけの記事です。

 

まず、皇子の年齢を推測したいと思います。

北雁が8歳だったような気がするので、よく遊んでいることから、北雁に近い年齢と推測できます。

 

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夫子とは、中国語で「先生」という意味なので、後宮内の学校に通っていることは間違いありません。

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※夫子か先生に統一して欲しいですね

 

ということは、現代日本の教育制度に当てはめると、小学2年生です。

北雁と同年齢か、近い年齢と推測できます。

 

ですので、7歳〜8歳と仮定します。7歳を含んだ理由は、8歳にしては幼いと感じたから。

理由はこれです。

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でんでん太鼓であやすだけで「嬉しい!」という言葉が出るのでしょうか、という疑問です。

せいぜい喜ぶのは3〜4歳まででしょう。

 

しかし、これは私の考えなので、7歳でもでんでん太鼓で喜ぶ子もいるかもしれませんし、中国では7歳でもでんでん太鼓で喜ぶ文化があるのかもしれません。

 

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四六時中お昼寝をするようですが、それはさておき、7歳前後の子はお昼寝をするでしょうか。

 

このくらいの年代だと、

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このように、遊びに行きたいと思うことが多いように思います。

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※遊びに行っていても遊びに行きたいと言いますが…。

 

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この、「ピチピチ 」は中国でも日本語と同じ意味で使われているようで、念のため意味を確認すると、元気、若々しい、勢いよく飛び跳ねるということです。

元気であることをアピールするのも、7歳にしてはちょっと幼いかなと感じました。

 

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この発言をよく見ますが、これを自尊感情という観点から見たいと思います。これは自分の価値を周囲に認めてもらいたいという感情で、5から6歳でよく見られる現象です。

 

大人なら誰でも知っていることですから。

ただ、皇子に悪意はなく、親を思い遣っての発言。尊重してあげたいですね。

とはいえ、やはり、7〜8歳にしては若干幼い印象です。

誰でも知っていることを教えてあげてもいいかもしれません。

 

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これは清潔度が高いと出てくるセリフですが、お風呂に入ってキレイになったというアピールです。


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こちらは健康度が高いと出てくるセリフで、強いというのは、剣術等、戦闘に耐えうる強さのアピールでしょう。その割には皇子剣術大会、異邦の皇子との歓迎剣術、闘技会でボコボコにされてきますが…。

 

重要なのはそこではなく、「見て見て」です。

親に見せて褒めてもらいたい、いわゆる「承認欲求」です。

この承認欲求については、詳細を省きますが、乳児の頃から発達していくものと定義されているようです。

おそらく、皇子たちは、「構って欲しい」「甘えたい」という気持ちから、このような発言をしていると思われます。

これらの気持ちは3〜4歳レベルの話なので、やはり、少し幼いな、と感じます。

 

ただ、小学校中学年までは、うちの子も「見て見て」は言っていたような気がしますので、一概に幼いと決めつけるのも考えものです。

 

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ちなみに自己を誇示することは中学生年代で見られる現象でもあるので、年齢の割に大人びた一面も見られます。

 

では、次は食事の要求です。

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これはストレートな要求でわかりやすいですね。

 

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前も書きましたが、白米自体、そんなに手軽に食べることのできる時代だったのかというと不明ですが、仮に清朝末期としても、王宮居住していないと食べられないもののはず。

わかってかわかっていないのか、割と贅沢な要求です。


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これも前に書きましたが、例え話としても、焼肉屋が一頭買いしても、充分な分量です。まあ、それだけお腹が空いているという例えと捉えます。


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これは中程度に空腹な状態で出ます。要はもっと欲しいのに、「まだ食べられるよ。」と暗にもっとくれと要求しています。高度な要求です。


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回りくどい言い方ですよね。

 

ちなみに、この食事要求に関しては、最低限の欲求を満たすための、いわば命がけの要求です。

王宮内で高度な教育を受けているためか、表現がかなり大人びたものと感じました。

各々にコメントした通り、贅沢、例え話、高度な要求、回りくどい要求…、子供とは思えない側面も見せます。

さすがは両家の子女。

 

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この発言の意図がわかりません。

吹き出しでは「気持ちいい!」なのですが、実際は「お庭で囲碁でもしよっと」と言っているのですよね。

囲碁レベル低いくせに…。

 

それはさておき、この「お庭で囲碁でもしよっと」は相手にしてもらえず、少し機嫌の悪い状態と口調からも推測できます。でんでん太鼓を使うタイミングかな、と思う人も多いでしょう。

 

しかし、「気持ちいい!」はどう解釈すればいいのでしょうか。

少し調べたところ、排便すると「気持ちいい!」と性的快感を感じる子供が多いようです。また、トイレトレーニングでうまく排便すると周囲の大人たちは褒めます。

しかし、トイレトレーニングは幼児期に行うこと。

これは、幼い発言に分類するか、

それとも、1人でのびのび過ごしたから気持ちいいのか、判断しかねますが、なかなか興味深いセリフですね。

 

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7〜8歳はすでに物事の善し悪しは判断できる年齢です。このような発言はもしかしたら彼女のミスではないかもしれません。

 

仮にミスだとしたら、言い訳に過ぎないのですが、一概に言い訳と切り捨てるのも考えものです。

その根底には叱られたくないから、ではなく、親に嫌われたくない、愛されたいという欲求の現れです。

 

その一方、このようなセリフも見当たります。

 

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羞恥心から出るセリフですが、恥を感じるのは3〜4歳といわれており、少なくとも発達度合いで3〜4歳以上であることは間違いないでしょう。

 

また、「みんなが私のこと汚いって(と言っていじめられた)。」と劣等感を覚えたようです。同時に自尊心の発生も見られます。

これは大体小学校低学年から芽生える概念で、そこに照らし合わせると、やはり、7歳〜8歳と仮定して問題ないと思います。

 

ちょっと大人びた面も見せます。

 

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飴をもらうより、何が嬉しいのかよくわからなかったのですが、セリフ一覧に書いた通り、このセリフは、

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や、

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に紐付いています。

「雪だるまを作ろう!」は飴をもらうより、外遊びできることが嬉しいことはいうまでもありませんが、

男の子のセリフにあることが本来の意味と捉えたいと思います。

飴をもらうより嬉しいことは「褒められること」です。

先に記載した通り、自尊感情に影響を及ぼします。

 

また、飴をもらうより嬉しいことを話しているのは実は高度なことです。

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この3つも、お風呂に入れて欲しい、重病状態を暗喩しています。

 

同じように、「飴をもらうより嬉しい」は暗喩です。

 

皮肉や嫌味、このような暗喩(メタファー)は10歳前後から伸びていくという研究がされています。

 

皇子は幼い面も持ちつつ、年齢相応以上の思考能力もあるようです。

 

一方、このセリフの解釈ですが、

 

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小学校低学年は1人でお風呂に入ります。

不潔であるアピールですが、自主的にお風呂に入らない=親に入れてもらうのは考えものです。

これは少し幼さを感じます。

 

さらに、こんなセリフも出ます。

 

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これは蝿が集っている理由の正当化なのでしょう。

重病なのに泥んこ遊びかどうかはさておき、

このように、自己正当化する概念は防衛機制といいます。

防衛機制も乳児から発達が始まるものですが、このような高度な話をされてしまったということは、相当に成熟しているとも考えられますが、

この場合、精神病的防衛に分類され、歪曲(歪んだ考え)とも考えられます。

 

誇張的で非合理的な思考パターンで、蝿が集る理由を正当化していると推測できます。

 

清潔度と紐付く問題ですが、精神疾患なので、早くにお医者さんに診てもらってください。

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※追記

どうやら9歳と運営側は設定しているようですね。(診断メーカー何度繰り返したんだろう…?)

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確かに天然で、口半開き、北雁と友達で、合っているといえば合っていますね。