SheBelives Cupに見るアメリカと日本の違い
結果はラッキーな引き分けに終わった。
ゲームの入りは悪い、守備戦術がインプットされていない、終始押し込まれる、中島選手と籾木選手の個の能力でもぎ取った得点、相変わらず横山選手を活かせない、等々、課題山積のなでしこジャパン。高倉監督の指導力には疑問符がつく。
ただ、多くの新戦力を試し、積極的に試合経験を積ませたことは評価できる。
また、ワールドチャンピオンのアメリカ相手に手の内を見せることなく引き分けに終わったのはラッキーの一言に尽きる。
今回は試合内容よりも、SheBelives Cup自体に驚いた。
日本のキリンチャレンジカップと全く異なるからだ。
主催はアメリカサッカー協会。
メインスポンサーはフォルクスワーゲンとナイキ。
ここまではキリンチャレンジカップと同じだ。
だが、協会スポンサーなのか、大会スポンサーなのかわからないが、看板には世界的な大手企業がずらりと並んでいる。
(ドイツのタイヤメーカー)
(世界的な会計事務所)
(コカコーラ社のスポーツ飲料)
(ご存知コカコーラ)
(ご存知バドワイザー)
(アメリカ通信大手)
ざっと確認できただけでもこのくらい。
また、観客数も自国開催の自国代表戦ということもあり、ほぼ満席だったように見えた。
ただ、メインしか映らなかったのでなんとも言えないが、少なくとも日本よりは客が入るくらい、根付いているのは間違いない。
佐々木則夫前なでしこジャパン監督は、なでしこリーグのプロ化を掲げて女子強化委員長に就任した。
まず、なでしこリーグを改革するなら、National Women's Soccer Leagueを参考にせざるを得ないだろう。
なでしこジャパンに選出されるような選手は協会が年俸を負担し、JFAによる直接雇用が必要だ。
また、クラブへの賞金以外の分配金も必要だろう。
あるいは、賞金の大幅増額と大規模スポンサーの獲得も必要だ。
とにかくアメリカは凄い。
ワールドカップ前の強化試合でこれだけのスポンサーを集めてしまう。
日本サッカー協会も田嶋のようなボンクラが佐々木則夫氏の足を引っ張るようなことがないといいが…。